ドロップキック
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年齢のことばかり言って申し訳ないが、60代で現役レスラーともなれば、さすがに技の数も少なくなる。グランド技に関してはそれほど減った気はしないんだが、スタンド技はやっぱり少なくなった。腰痛持ちってのも原因かな(笑)。スタミナも落ちてきたし…。ま、いつもやるボディスラム、バックスープレックス、スモールパッケージホールドなどなど…だが。私自身こだわり持って好きな技がある。むろんボディスラムもそうだが、やはりドロップキックだな。簡単そうで難しい技ドロップキック。百キロ近い身体で飛び上がるんだからそれなりのバネが必要。相手を蹴り倒した後の落ち方の受け身も大事。正面跳びの場合は後ろ受け身。私がやる横跳びは身体を返して前受け身となる。正面跳びの名人はルーテーズ。横跳びではパットオコーナー、トニーチャールス、最近だとジョードーリングなんか迫力あるドロップキックを出してるよな。日本人ではジャンボ鶴田さんと三沢光晴、そして諏訪魔あたりかな。ジャイアント馬場さんのドロップキックは32文砲と呼ばれて必殺技だった。
ほとんどのレスラーを32文砲1発でフォールを奪っていたが、ボボブラジル、ゴリラモンスーンなどの超巨漢レスラーに対しては連発してたね。馬場さんのあの身体で連発するんだよ!凄いバネを持ってたんだねぇ。これこそプロレスラーの凄みである。ドロップキックは若手時代から好きな技で受け身の練習と平行してよく練習したもんだ。ドロップキックの名場面となると私自身の思い出だが、やはり昭和43年6月、馬場さんがボボブラジルに3連発してフォールを奪ったシーンと昭和50年12月、馬場さんと鶴田さんの初対決で開始早々鶴田さんが馬場さんの顔面に決めたシーンだな。馬場さんは鶴田さんのこの1発で首筋から左腕にかけて電気が走り痺れたらしい。今見てもヒヤッとする1発だ!今年の我が還暦記念試合で私はかなり無理してドロップキック3連発をやった。デビュー40周年試合でも3発出した。60代なってドロップキックやるプロレスラーってそうそういないだろう。エッヘン〓(笑)今私の密かな夢は61歳でドロップキックをやること〓ってな(笑)。
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Comment
渕選手へ
ドロップキックの件、拝見しました。
馬場さんの32文ロケット砲は雑誌の写真からも迫力が伝わってきます。間近で見ていた方々がうらやましいです。
確かに、受け身も大事なのですね。試合観戦の楽しみで写真を撮っていましたが、技が決まった時に集中していました。勉強になります。
試合観戦の参考にさせて頂きます。どうもありがとうございます。
淵選手といえば、やはりドロップキックですよね。
馬場さんは40代くらいからドロップキックをされなくなってしまいましたが、淵選手は生涯ドロップキックを続けていただけたら、嬉しいです。