ドロップキック
公開日:
:
ブログ
かなり前に同じ題材で書いたような…まぁいい。ドロップキックに愛着を持っている。私が入門当時の体重は77キロ。大先輩のマシオ駒さんがまだ細い私の体型を見て「受け身をガンガンやれ。そして飛び蹴りの稽古もやれ」と言われた。その他の技のことは言われなかったなぁ。寝技はスパーリングで自然に身に付く。細い体型はプロとして観客に認められない時代であった。さんざん受け身とスパーリングをやらされた後、仕上げのスクワット前にドロップキックの練習だった。若手三羽烏。同時に練習した。渕、薗田、大仁田。だいたいこの順番で覚えたかな?(笑)まぁ皆それぞれに得手不得手がある(笑)。プロレスファンの少年時代からドロップキックは好きな技だった。ジャイアント馬場さんの32文ドロップキックは必殺技であり、テレビで見て心ときめかせたもんだ。覚えてからすぐに試合に使ったけどなにぶん細身だから威力に欠ける。当時、相撲出身のゴッツイ伊藤 正男さんに使ったが、弾き飛ばされた(笑)。連発して5発目でやっと倒れたのでカバーに入ったら、やはり弾き飛ばされた(笑)。やっぱり体重を増やさないと威力がないことを思い知った。だから馬場さんのドロップキックは凄い必殺技だったんだよ。…とにかく、私がドロップキックを使いだして半世紀過ぎたわけだ。昭和50年だったか?プロレス雑誌で猪木さんのタイトルにルーテーズが挑戦した試合の模様を見た時、一緒にいた鶴田さんが「ルーテーズ59歳だって!よくドロップキックできるなぁ❗️」と驚いていたのを思い出す。「自分らは無理ですよね」「当たり前さ。59歳だよ。何歳までプロレスやるつもりだ(笑)」。以前、プロレス評論家の菊池孝さんと話した時、「ルーテーズが最後にドロップキックをやったのは1978年、メキシコでエルカネック戦かな?テーズ62歳の時だよ」と聞いたことがある。先日、我が古稀の記念試合に安斎相手にかなりの覚悟を持ってドロップキックをやった。不安だったが、え~い、ままよ!の精神でやった。なんとか無事にやれた(笑)。50年やり続けた古稀のドロップキックだ❗️今回のブログは自慢かたがた。たまにはいい❗️(笑)
関連記事
-
いよいよ超大型台風が!
東海、関東直撃らしい!明日予定の全日本の千葉大会は延期が決まった。仕方ないわな。築35年の我があばら
- PREV
- 懐かしき人達
- NEXT
- 寝たきり老人?(笑)
Comment
お疲れ様です。渕さんの出す技で1番好きな技は、ナックルパートです。先月の試合を動画で少し見させてもらいましたが、渕さんの分厚い上半身に驚きました。やはり昔の全日の徹底した基礎練習というのは凄いんですね。
渕選手へ
「ドロップキック」拝見しました。ドロップキックで流れを変える時もまた格好良い瞬間です。新たに貴重なお話を綴って頂き、誠にありがとうございます。これからも格好良いお姿をご披露頂きます様、よろしくお願い致します。どうぞお疲れになどなりません様、ご自愛くださいませ。