一生涯
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来年は70となる。つくづく人間の定められた人生なんて短いもんだと感じる。40代50代は早かった。60代はもっと早く50代の倍の早さで過ぎ行く。本当早い早い。うかうかしながら来年古稀を迎える。昨年はコロナ感染、今年は網膜剥離。両方ともいきなりきた。心房細動もいきなり暴れ出すし腰痛だって突然だ。50代半ばの馬場さんが日本武道館のリング上でストレッチをやりながら、「30代の頃の半分も思うように動けない。これが年を取るってことだな…」と呟いた。その日、馬場さんはスタンハンセンと組んで三沢小橋組と特別試合をやる日だった。都内でのメーンイベント。しかも大舞台の日本武道館。超満員の館内。35分の大激闘。最後は馬場さんは三沢光晴にピンフォールを取られた。年間ベストバウトに選ばれても良いような素晴らしい試合であった。試合後、「今はあれが精一杯かなぁ(笑)。3年後に全日本は25周年、そして翌年、俺は還暦か…。今日の試合でちったぁ自信と欲が出て来たからもう少しやるかい❗️(笑)」と馬場さんは機嫌良くインタビューに答えていた。1998年1月23日、後楽園ホール。馬場さん誕生日当日の還暦試合。6人タッグマッチ。対戦相手の中に私もいた。ジャンピングネックブリーカードロップで馬場さんにピンフォール負け。幾多の強豪を打ち破った必殺技ジャンピングネックブリーカードロップ。還暦試合で決めたのが生涯最後だった。私にとってはまことに光栄❗️「プロレスに関しては感謝しかない。一生涯かけて来たことを誇りに思う。プロレスがなかったら俺はどうなっていたか┅」。馬場さんはある雑誌のインタビューでそう語った。私の現在の心境もそれに近い。ただ、あくまでも近いだけ。一生涯はなぁ…。もういい年なんだが、別のことも何かやってみたい❗️なんて欲張りな気持ちもある(笑)。人生1度❗️今は自分にご褒美ばかりを考えて生きている(笑)。
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Comment
渕選手へ
「一生涯」拝見しました。雑誌に掲載されていた馬場さんがケーキを受け取っている写真を思い出しました。貴重なお話を綴って頂きまして、どうもありがとうございます。人生において自分自身へのご褒美はとても大切です。体調回復の為にも美味しいお食事でお体を労って頂きたく存じます。どうぞお疲れになどなりません様、ご自愛くださいませ。
いつも楽しいブログありがとうございます。渕さんはもちろん現役ですが、レフェリーや若手レスラーのコーチなんか似合ってる気がします。少なくとも渕さんがレフェリーをやれば、お客さんは喜ぶのではないでしょうか。あと、ユーチューブで渕正信の関節技教室などあれば見てみたいです。
尊敬する人を聞かれると「渕正信」と答えます。
全日本選手大量離脱後の新日との提携で、最後の切札の川田の価値を損ねないためにご自身がロートル、ストーカーと罵られても執拗に食らいつき、健介x川田戦にこぎ着けて勝利。あの試合での3カウントの時の渕さんの顔は大仕事を成し遂げた者だけの表情でした。
私もあの時の渕さんの様になりたくて日々努力をしております。
So be it betwinner
Thanks a lot for the information https://www.seriilanci.com/author/brogaardle66