天井を見つめる
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昨日の我がドキュメンタリー番組、スタッフ皆さんのお陰でやはり素晴らしいものになっていた。ありがたい気持ちであり、自分自身の今後の生き方を考えさせられた(笑)。皆さんの熱意に添った生き方をしなきゃ…、だけどやっぱり私はマイペースだろうなぁ(笑)。天井を見つめる話、あれはまだ鶴田さんが病気になる前、元気だった頃、1990年代初頭だった。武道館だったなぁ。リング上で試合前のストレッチを共にやっていた時、たまたま天井を見つめたんだよ。高くて広い天井。思わずリング上に寝そべった。シンボルの日章旗があったかどうか、あまり記憶にない(笑)。六角形か八角形か、天井にいくつもあったのは覚えている。「こうやって天井を見つめるのもいいもんですね」と寝そべったまま私が言うと、鶴田さんもストレッチをやめて寝そべった。「うん…武道館はでかいなぁ…」「各会場で天井は違いますよね」「そりゃそうさ(笑)。だけどいいもんだなぁ…。こうやって天井を見つめるのも。しかしなぁ、リング上で寝そべって天井を見つめるなんて現役だからだぜ」。そ
の時、「そうだな」と言ってあの馬場さんがリングに上がってきた。鶴田さんと私はすぐに立ち上がった(笑)。馬場さんは我々2人を意に関せずゴロリとリング中央で寝そべった。「野球辞めた時に青空を見上げたんだが、現役時代と違って見えたもんだよ。同じ青空なのになぁ」と馬場さんは寝そべったまま呟いた。天井を見つめていた。鶴田さんと私もリングの隅に静かに寝そべった。ストレッチどころか3人で寝そべって天井を見つめた(笑)。(本当いつまで現役として各会場の天井を見つめることができるんだろうか…)と初めて考えるようになった。その日の試合前のリング、我々3人が寝そべってリング上を独占している為、しばらくは誰もリングに近づかなかったな(笑)。
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Comment
渕選手へ
「天井を見つめる」拝見しました。天井を含め会場内も個性が有る事に気付きました。素敵なお話を綴って頂き、どうもありがとうございます。勝手ながらこれからも応援させてください。何卒よろしくお願い致します。もう開花宣言が聞こえて参りました。季節の変わり目に体調を崩してしまいません様、ご注意願います。どうぞお疲れになどなりません様、ご自愛くださいませ。
河原に寝ころび、青い空を、白い雲を、ぼんやりと見ていた
ぼんやりと、ただぼんやりと
昭和の青春時代ですね
ラジオからは「君たちがいて僕がいた」
BSのドキュメンタリー、拝見しました。渕選手らしい淡々とした、そして颯爽とした番組だったと思います。最近地方興行ではお見掛けしなくなりましたがその事についても触れられており、大きなケガや病気が原因ではなくて安心しました。番組中、独身であることにも触れられており、木村さんのマイクパフォーマンスを思い出しました。
これからも応援しています!