デストロイヤーの話
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これは度々デストロイヤーに聞いたこと。これ迄印象に残ってる試合は?「あり過ぎる!(笑)何年このビジネスをやってると思ってるんだ!」と叱られた(笑)。でも日本マットではやはり初来日の時の力道山とのWWA世界戦。4の字掛け合っての痛み分け。視聴率64%の伝説のタイトル戦だよね。それと一連の馬場さんとのインターベルトをめぐる試合。馬場さんが以前言ったことがある。一番多く60分戦った相手はデストロイヤーだったと。馬場さんは多分数ある日本レスラーの中で一番多く60分試合を経験しているレスラーであろう。デストロイヤーとは3度60分やってるはずだ。ロサンゼルスでも1度あるようだから計4度。キニスキー、ドリー、レイスとは2度づつ60分マッチをやってるんだよね。「プロレスで一番大切なことはへこたれないこと。スタミナだよ」。っていつも言ってたけど、あの大きな身体でまさに実践してたんだね。今思い返すと馬場さん身体能力は凄いものがあるよね。だからデストロイヤーもスタミナが凄かった。あと豊登との60分も印象に残ってると
言っていた。この試合も視聴率50%越えたらしいからね。アメリカマットでは結構な試合数を言ってたなぁ(笑)。思い出すままに(笑)。ロサンゼルスでのブラッシー戦、ブルーザー戦、ゴージャスジョージ戦。テーズとは65年ヒューストンでやったNWA世界戦が印象に残ってると言っていた。ガニアとも10回以上タイトル戦をやってるが、シカゴでのAWA世界戦がベストらしい。意外にも大木金太郎とのソウルで行ったインター戦も印象に残ってるようだ。デストロイヤーは馬場さん同様、バディロジャースにかなり憧れを抱いていたのは話の節々で感じた。4の字固めは日本ではデストロイヤーが第一人者と言っても過言ではないが、アメリカマット界では4の字固めと言えばロジャース。これはデストロイヤー自身が認めていた。ロジャースの試合スタイルをパクったことも(笑)。ロジャーススタイルを真似したのはデストロイヤーだけでなくニックもフレアーもだからね。ただデストロイヤーが自分の個性としてこだわった技がダブルニードロップ。ダブルニースタンプとも呼ばれる技。倒
立して相手の肩口に両膝を落とす。これはデストロイヤー特有の技である。またこの技を出してる時のデストロイヤーは本当カッコイイ〓私も何度も食らった。かなり効くぜ!身長180センチあるかなしだが、30センチ差の馬場さん相手でも見劣りしなかった。運動神経はメチャクチャ発達してたな。私が今でも行うその場でのももあげ運動はデストロイヤーから教わったもの。「50過ぎてもドロップキックをやりたければ、この運動を忘れるな!」と言われたからだ。デストロイヤーさんには何かと本当に世話になった。いろいろ教わった。ありがとうございます〓
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Comment
渕選手へ
「デストロイヤーの話」拝見しました。とても良いご質問・ご回答です。嬉しいお話を綴って頂きまして、どうもありがとうございます。印象的な試合について教えて頂きたいお気持ち、良くわかります。同じ質問の時は、何卒、笑顔でご回答頂きます様お願い致します。日差しが強くなると共に様々な花が咲いて来ました。どうぞお疲れになどなりません様、ご自愛くださいませ。