渡瀬恒彦死去
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最終更新日:2017/03/17
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渡瀬さんとは丁度40年前の夏、只1度だけお会いしたことがある。場所は下北沢、深夜近くに先輩のロッキー羽田さんに連れられて入ったスナック。店名もはっきり覚えている。ソレイユ。ひらがなだったか?ともかく、そこで呑んでると渡瀬恒彦さんが西田敏行と共に入って来た。40年前だ。私や羽田さん共々皆若かった。渡瀬さんは東映での初主演作を終えたばかりのようだった。西田さんは当時まだブレイク以前。1977年だからねぇ。羽田さんの大きな身体を見て「何かやられてんですか?」と渡瀬さんが聞いてきた。レスラーだと言うと、「やっぱり…」と頷いてくれ、それからしばらく一緒に飲んでくれた。少々酔い気味の羽田さんが「俺はあんたよりお兄さんのほうが好きだ。お兄さんの渡哲也はいいねぇ…」と呼び捨てして何度も話しかけていた。渡瀬さんは苦笑いしながら応対した。少ししつこくなり始めていたので私が「どうもすみませんね」と代わりに謝っていたのを覚えている。羽田さんはアメリカ遠征から帰国したばかり、私は23歳の若造だった。「いや、いいん
ですよ」と渡瀬さんは笑って、こんな若造相手に気さくに一緒に飲んでくれた。西田さんは即席に歌詞を作って歌を披露した。飲んで歌っての約2時間ほどのスナックでの飲み会、出会い。渡瀬恒彦さんとは生涯ただ1度の出会いだった。40年前のこと。合掌。
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Comment
渕選手へ
ブログ拝見しました。良いご縁で楽しい時間を共有されたのですね。訃報が続いてしまい残念です。心からご冥福をお祈り致します。
昭和の荒くれ男たちの哀愁が漂ってますね
懐かしいですね
マシオ駒、大熊元司、サムソン・クツワダ、桜田一男、佐藤昭雄、伊藤正男、ミスター林